私の父親は昔プラモデルを作るのが大好きで、よく戦闘機や戦車を作ってました。その頃私はまだ幼稚園に通う年代で、そのプラモデルを勝手に持ち出し、ボロボロにして持ち帰り、親父にえらい怒られました。
その後鉄道模型に移行した親父は、HOサイズの鉄道模型を拵えるようになり、コンプレッサーまで買い込み、熱心に小さな机の前で、背中を丸めて半田コテをを持っていました。
親父はキットをそのまま作るのではなく、カスタマイズして、より現物に近い状態で作るのが生き甲斐のようでして、良く電気機関車の写真を撮りにあちこちに行った記憶があります。
その父親も亡くなってから20年経ちます。
自分はそんな父親に何も出来ず、唯一の親孝行である孫の顔さえ見せられずにおりました。
そんな時に思いついたのが、親父の撮った鉄道写真を公開することでした。
今でも写真一枚一枚に思い出があります。
涙が出そうなときもあります。
一人でも多くの方にご覧頂ければと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
息子