管理人のMac miniは、昨年購入の2011モデル。
今回発表された2012モデルは、クロックアップも然る物ながら、Fusion Driveの採用は素晴らしい。
管理人のMac miniも、Fusion Drive化出来ないか、海外サイトを検索し、Apple’s New Fusion Drive Works on Older Macs – Mac Rumorsこのサイトを参考にやってみた。
1.用意する物
①・10.8がインストールできる、USBメモリ。
②・SSD(何GBでもOK、因みに管理人は手持ちの240GB ADATA 500Series)
③・2.5インチHDD(何GBでもOK、因みに管理人は手持ちの1TB 5400rpm)
④・折れない心
2.注意
①・Mac miniを開腹し、HDDの増設及び交換をしておく。特にServerモデル以外だと、デフォルトの設定が一個のHDDのみなので、増設キットで増設できるようにしておくこと。必ずSSDとHDDのペアでなければ出来ない。
②・Fusion Drive化されたMacは、10.8.2以降のMac間でないと、ターゲットディスクモードが使えない。
③・3TBのHDDの組み合わせでは、Bootcampはインストールできない。
④・作成後は、ディスクユーティリティにてパーティションの作成も出来るが、HDD側に作成されるため、Fusion Driveの恩恵には預かれない。
⑤・USBメモリは、Lion Disk Makerで自作した物でOK。
⑥・Fusion Drive化後にTimeMacineからの復元も可能だが、その際には一度10.8を新規インストールする必要性がある。
3.方法
①・最初に10.8USBメモリから起動させる。
②・ディスクユーティリティを起動させ、SSDとHDDの両方をフォーマット
(1)パーティションを選び、<オプション>からGUIDパーティションテーブル及びMacOS拡張ジャーナリングでフォーマット。
③・ここからはターミナルでの作業となります。
(1)ターミナルを起動させて、diskutil listと入力後return。
SSDがdisk0、HDDがdisk1になっているのが、確認できると思います。
(2)次に「diskutil cs create “Fusion Drive” disk0 disk1」と入力します。
30秒ほど経ちますと、以下の画面になります。
(3)diskutil cs list と入力します。
青字の部分の番号、ここでは「3A483037-41CC-4737-B87A-786592CA418C」を覚えておきます。この番号は、機種により変化しますので、各自紙に書くなどして残しておいて下さい。
(4)diskutil coreStorage createVolume 3A483037-41CC-4737-B87A-786592CA418C jhfs+ “Macintosh HD” 100% と入力します。”Macintosh HD”の部分は、ご自身のお好きな名前に変更して頂いて結構です。
(5)最後に、diskutil list と入力し、確認します。
diskの最後に1.2TBのDisk領域があることを確認して、ターミナルを終了します。
④・10.8を新規でインストールします。
インストールディスクの選択画面に、1.23TBのディスクがあるのが解ります。
⑤・インストール後、ディスクユーティリティを起動させ、Fusion Driveになっているか確認下さい。
4.補足
①・Fusion Drive作成後、TimeMacineのバックアップから復旧されたい方は、一度10.8を新規インストールしてから、再度USBメモリから起動させ、それからTimeMacineバックアップから復元を選ばないとエラーが出ます。
②・PRAMクリアをしてもFusion Drive状態は保ったままです。また、物理HDDを交換しても、交換後USBメモリから起動させ、ディスクユーティリティからFusion Driveの復旧を選べば、再度Fusion Driveになります。しかし、システムの再インストールはしなくてはいけません。
以上、お疲れ様でした。
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