私の職業は、損害保険のアジャスターです。
でもアジャスターってどんな職業か知ってる方は、過去に自動車事故に遭われた方かもしれません。
10年前位は、職業安定所で｢アジャスターの職ありますか？｣って聞いても、｢アジャスターって何？｣と聞き返される始末でした。それだけ世間に認知されてないんでしょうね。
自分もディーラーで自動車整備の仕事してて、某損保のアジャスター採用試験を受け、初めて業務内容を知り｢この転職失敗したかもしれない・・・｣と思いました。それまでは、自動車屋に来て、ニコニコ笑って事故車の写真を撮って｢見積り待ってますわ｣と言って帰るだけの気ままな仕事とと思ってました。（全国のアジャスターさん、スミマセン）
目出度く採用されたわけですが、入社後の｢導入研修｣という名の研修を、２週間カンズメ状態で受け、その後配属センターに行き、上司から｢今日から事案が先生や！｣と恐ろしい励ましを受け現場に入りました。
現場に行ってはじめて感じたのですが、仕事の量が思っていた以上にあるわ、あるわ！ほとんど毎日朝から晩まで電話での示談地獄、夜中から当日行った事故車の見積り作成、写真の整理、｢今日帰れるんかいな？｣と思いながら20年近くなります。
でもこの仕事してて最近良く思うこと、20年前の人と現在の人は大分変わってきたなぁという事。
20年前では辛うじてまだ｢人情｣を感じましたが、現在は厳しい世の中です。自分の権利ばかり主張したがる方が多いです。本当に世知辛い世の中になったなぁと感じる今日この頃です。
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