MacOS 10.7 Lion Server で iCal Server 構築

2011年9月11日
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今回は、Lion Server で iCalServerを構築してみたいと思います。

自宅のMacやiPhoneで同期させて、常に新しいイベントを管理してみたいと思います。

まず最初にServer.appを起動させて、ユーザー登録をします。+ボタンをクリックし、新規ユーザーを作ります。フルネームから順番に入力し、最後に完了ボタンで完成です。ユーザー画面で登録されたユーザー名が表示されているのを確認下さい。



次にiCalの設定です。左ペインからiCalをクリックしiCalサーバーの画面を起動します。右上のスイッチを「入」にすればOKです。次にSSL証明の設定を行います。左ペインからハードウエアを選び、設定をクリックします。一番下のSSL証明書の右側「編集」ボタンをクリックします。「iCalとアドレスブック」の証明書が無しの状態になっています。右横の矢印をクリックし、証明書をOKにします。ここでは、hisamac.sytes.net-自己署名をクリックし、最後にOKをクリックします。

ここまでくれば、iCalServerの設定は完了です。次にiCal.appの設定に入ります。



iCal.appを起動します。トップバーのiCalから環境設定を開きます。アカウントをクリックします。左下の+ボタンをクリックし、新規にアカウントを作成します。アカウントの種類からCalDavを選びます。

ユーザー名は先ほどServer.appで作成したユーザー名、パスワードを入力し、サーバーアドレスは、ドメイン名またはサーバーのIPアドレスを入力し、最後に作成をクリックします。クリックすれば、証明書の検証が行われます。証明書を表示をクリックします。

中程の○○の接続時に○○を常に信頼するの所をチェックし、Continueをクリックします。

その後環境設定の変更が行われるため、管理者のパスワードを聞かれます。Macのパスワードを入力し設定をアップデートします。

iCal.appの設定は終わりです。



次はiPhoneにCalDAVの設定を行います。 

まず最初にiPhoneの設定をタップします。メール/連絡先/カレンダーをタップします。アカウントを追加をタップします。その他をタップします。CalDAVアカウントを追加をタップします。Server.appで作成した、ユーザー名、パスワード、サーバーのドメイン名若しくはサーバーのIPアドレスを入力します。④は適当に自分がわかる名前を記入してOKです。入力が終わりましたら右上の「次へ」をタップします。

タップ後「サーバーの識別情報を検証できません」と出ますが「詳細」をタップ。

「サーバー認証」の画面で「受け入れる」をタップして終了。次に別のMacにCalDAVを設定します。

Dock内のシステム環境設定画面を開きます。メール/連絡先/カレンダーをクリックその他をクリックCalDAVアカウントを追加にチェックを入れ、作成をクリック。Server.appで作成した、ユーザー名、パスワード、ドメイン名若しくはサーバーのIPアドレスを入力します。すると同じように証明書の認証の画面が出ますので「証明書を表示」をクリックします。○○の接続時に○○を常に信頼するの所をチェックし、続けるをクリックします。管理者パスワードを求められますので、パスワードを入力後設定をアップデートします。
Mac側はこれで完了です。

後は、iPhoneやMacからiCalを通じて新たなスケジュールを入力したら、それぞれの端末に反映します。9/23にテストイベントを入力しました。Mac側のiCalにシッカリ反映しています。このようにMacにて各カレンダーに反映させるためには、iCalの環境設定で、ホスト名のカレンダーでイベントを設定する必要性があります。iPhoneでは設定→メール/連絡先/カレンダー→デフォルトカレンダーをタップして、デフォルトの設定をします。デフォルトをサーバーのカレンダーにしないと、サーバー側でイベントを受信しませんので気をつけて下さい。



お疲れ様でした。

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