先日増設したUSB3.0のバッタ物のボード。認識も悪いし、使い物にならない。
ましてや、Lacie製のドライバーは、Lacie製のHDDしか認識しないからタチが悪い。
管理人は、人間性自体がバッタ物だから、使ってる外付けHDDもバッタ物しかない。
現状でバッタHDDを繋ぐと下の内容
明らかにUSB2.0でしか認識していない・・・
管理人所有のLacieのHDDでは、
う〜ん、明らかに違う・・・
昨日一日ネットを徘徊して検索。Lacieのドライバーはベンダーチェックが施されており、Lacie製のHDDしか、USB3.0は認識しないようだ。
ならば、ドライバーのベンダーチェックを解除してしまおう!というのが、今回の企画。
1:用意する物
- Lacie製のUSBドライバー(今回は、一つ前のLaCie-USB-3.0-Driver.1.0.10を使用)既に無いかも知れないので、ここからダウンロード可能 → LaCie-USB-3.0-Driver.1.0.10.dmg (805)
- HexEdit 2.2.0 J
- 数回の再起動
2:やり方
1. rootユーザーを作成する。
①システム環境設定から「ユーザーとグループ」を選ぶ。
②左下の鍵マークを解除し、「ログインオプション」から「ネットワークアカウントサーバ」右横の編集ボタンをクリックし、次に「ディレクトリユーティリティ」をクリック。
③ ディレクトリユーティリティを開いたら、またまた左下の鍵マークをクリックし、認証を解除。
④メニューバーから、「編集」 → 「ルートユーザーを有効にする」にてクリック。
⑤パスワードを入れて、 ディレクトリユーティリティとシステム環境設定を終了。
2. LaCie-USB-3.0-Driver.1.0.10.dmgのインストール
①先ほどダウンロードしておいた、LaCie-USB-3.0-Driver.1.0.10.dmgを使用してドライバーをインストールする。以前にLacieのドライバーをインストールしていた場合は、先にアンインストールする。
②インストール後は再起動する。その後先ほどダウンロードした、HexEditをアプリホルダーにインストールしておく。
③一度ログアウトし、「root」アカウントにて、再ログインする。
3. HexEditを使用して、ドライバーの編集。
①2でインストール後再起動したら、「システム」 → 「ライブラリ」 → 「Extensions」の中に、PXHCD.Kextが見られる。
②カーソルをPXHCD.kextに持って行き、右クリックする。と、上から三番目に 「パッケージの内容を表示」 という部分があるので、カーソルをそこまで持って行き離す。
③離すと 「Contents」 が現れ、それをクリックして進み 「MacOS」 → 「PXHCD」まで進む。そこから、上記同様に 「PXHCD」を右クリックし、「このアプリケーションで開く」 → 「その他」 から 「HexEdit」 を指定する。
④すると以下のような画面が現れる。
⑤今回はこの内容を、以下のように書き換える
000113d1: 74 → eb
0003ee39: 74 → eb
HexEditのメニューバーにある、「検索」 → 「指定アドレスにジャンプ」 で、上記の数字の内 「000113D1」と入力し、ジャンプボタンをクリックする。
矢印の先にある、「74」 の数値を 「EB」(大文字、小文字関係なし)に書き換える。
「0003EE39」 も上記同様の方法で修正する。
⑥修正が終われば、保存してHexEditを終了する。
⑦rootからログアウトし、自身のユーザーでログイン。その後念のため、再起動。
これで、ベンダーチェック回避のドライバーの完成!
但しドライバーのバージョンが変わったり、再インストールしたりすると、元に戻ってしまうので要注意です。
修正後のバッタHDDのベンチ
5400rpmのHDDで、こんなもんかな〜
USB2.0から見れば、約2.3倍だし。良しとしよう。
追伸
下がMac mini 2012 USB3.0のデーター、上が 同じくThunderBoltのデーター
良いんじゃないでしょうか。
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